FAQ
ドライマウスQ&A

Q 41:甘いもの(糖分)は口腔乾燥に悪いのですか?
A 41:甘いものは虫歯を増やしてしまいます。口腔乾燥がひどくなることはありませんが、虫歯が悪化してしまう場合もあるかもしれません。

Q 42:口が乾いていると、そのうち目も乾いてくるのですか? 
A 42:口が乾いているから眼も乾くということはありません。しかし、シェーグレン症候群などでは、眼と口が同時に乾燥することがありますので、口の乾燥の原因を調べることが大切です。

Q 43:水を飲めば口の乾きはよくなりますか?
A 43:口の乾燥は、水分の減少と粘液の減少によって感じます。水は水分の減少を補いますが、粘液が減少すると乾燥をすぐに感じてしまうことになります。粘液が減少していない口腔乾燥症では、水で充分な場合もあります。

Q 44:年齢と口腔乾燥は関係がありますか?
A 44:高齢になると唾液分泌機能が低下して、口が乾くことが多くなると言われています。しかし、シェーグレン症候群やその他の疾患でも口腔乾燥がある場合もありますので、原因の調査をする必要があります。

Q 45:漢方薬はどういう効果で効くのですか?
A 45:全身の状態や体質を改善することで水のバランスを改善したり、粘液を徐々に分泌させたりして改善するといわれていますが、詳しい作用は明確となっていません。

Q 46:夜、目が覚めるのと口の乾燥は関係がありますか? 
A 46:口腔乾燥の患者様には、口呼吸等が原因で夜に口が乾いて目が覚めるということがよくあります。枕もとに水やお茶などを置いて寝ることもあるようですので、原因の調査をお勧めします。

Q 47:目と口が一緒に乾くのはよくあることですか? 
A 47:シェーグレン症候群という、眼と口が一緒に乾く病気があります。その他、緊張するとそうなるなど原因は様々ありますので、診察をお勧めします。

Q 48:痩せていると口が乾きますか?
A 48:痩せていることと、口の乾燥は関係ありません。

Q 49:汗は良く出ますが、口が乾くのはなぜですか?
A 49:汗が出ると、体の水分が減りますので、唾液に使う水分が不足している可能性があります。

Q 50:口の乾燥にはどんなアメが効果的ですか? 
A 50:口の乾燥には、砂糖の入っていない飴が虫歯を防ぐためにもよいと言われています。また、すっぱい飴は唾液の分泌を刺激します。ノンシュガーでキシリトール入りのものをおすすめします。

Q 51:喉と口が一緒に乾くことはありますか?
A 51:唾液が減少して、口が乾くと同時に喉が乾くことがあります。また、口で呼吸する癖のある人は口と喉が一緒に乾くことがあります。一度検査をされることをお勧めします。

Q 52:喉と鼻が一緒に乾くことはありますか?
A 52:唾液が減少して、口が乾くと喉も鼻も同時に乾くことも考えられます。この他にも原因が様々考えられます。

Q 53:血液検査で口の乾燥がわかるのですか? 
A 53:血液検査では、口の乾燥はわかりませんが、シェーグレン症候群などの口が乾燥する病気を探すことはできます。口や目が乾燥している受診者が行う検査です。

Q 54:自己免疫性疾患とはなんですか? 
A 54:リウマチなどに代表されるように、外からの刺激がなくても、炎症などがずっと起きている病気です。原因は自分の組織を免疫細胞が攻撃してしまうことです。

Q 55:膠原病/リウマチがあると口が乾きやすいのですか?
A 55:リウマチなどに代表されるように、膠原病ではその1/3 の患者様がシェーグレン症候群という疾患に一緒に罹っていると言われています。ですから、リウマチなどの膠原病で口が乾くのではなく、合併症のシェーグレン症候群が原因で口が乾いている可能性があります。

Q 56:皮膚が乾燥するのと口の乾燥は関係がありますか?
A 56:皮膚の乾燥には老人性、アトピーなど様々な原因があります。シェーグレン症候群では、皮膚と口と眼が乾燥するとも言われていますので、原因の特定のために検査が必要です。

Q 57:指先が冷たくなることと口の乾燥は関係しますか? 
A 57:指先が冷たくなるレイノー症状はシェーグレン症候群でよく見られます。この疾患は口や眼が乾燥しますので、検査が必要です。 

Q 58:五苓散(ごれいさん)はどのような薬ですか?
A 58:唾液を増やす作用があり口腔乾燥症で保険適用になっています。

Q 59:麦門冬湯(ばくもんどうとう)はどんな薬ですか?
A 59:漢方薬で、咳や気管支喘息、気管支炎などに使いますが、その他唾液を増やす作用もありますので、それに使われている場合もあります。唾液は急に増えるのではなく、徐々に乾燥が改善されるようですが、現在は保険では処方は出来ません。

Q 60:白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)はどんな薬ですか?
A 60:漢方薬で、喉の乾きなどに使われます。唾液は急に増えるのではなく、徐々に乾燥が改善されることから保険適用で処方が可能です。