FAQ
ドライマウスQ&A

Q 81:呼吸をしているだけで口が乾きますが病気ですか?
A 81:口だけで呼吸をすると口が乾くことがあります。息をする空気の流れが、口の中の水分を奪ってしまうからです。できるだけ鼻から呼吸するようにしても口の中が乾燥している場合には、口腔乾燥症とも考えられますのでご相談ください。 

Q 82:歯磨きと口の乾燥は関係がありますか?
A 82:歯磨きと口の乾燥には特別関係はありません。しかし、口の乾燥がある人は、虫歯や歯周病が多くなりますので歯磨きや歯科クリニックの受診は定期的に行うことが大切です。

Q 83:うがいで口の乾燥は改善されますか?
A 83:うがいは、一時的に口の中を潤す効果があります。しかし、唾液が出るわけではありませんので、うがいだけで口腔乾燥が改善されることは少ないと思われます。

Q 84:透析を受けていて口が乾きますが治療法はありますか? 
A 84:透析患者様は腎臓が悪いため、カルシウムの代謝が悪くなっている場合に口腔乾燥となっている場合があります。透析患者様の場合は水分補給を沢山するわけにはいかないので、保湿ジェルやうがいなどで対応するとよいと思います。

Q 85:骨髄移植後に口の乾きがひどくなりましたが、病気でしょうか?
A 85:他人の骨髄細胞が唾液を出す細胞を攻撃してしまい、口が乾いたり眼が乾いたりすることがあります。これは病気というよりは骨髄移植の軽い後遺症といえます。移植専門の先生とよく相談されることをお勧めします。

Q 86:強皮症の治療をしていますが、口腔乾燥と関係がありますか? 
A 86:強皮症の治療と口腔乾燥症とは直接関係はありません。しかし、強皮症の患者様は口や眼が乾くシェーグレン症候群という疾患を合併していることが多いと言われています。

Q 87:口が乾いていても辛いのもは食べてもいいですか?
A 87:辛いものは口が乾く場合もありますが、持続的に口腔乾燥が起きる場合は少ないので、適度 
に食べればかまいません。

Q 88:口腔乾燥症ではどのような食べのものにすればいいのですか?
A 88:口腔乾燥症では、唾液が減少して口の中の細菌が増え、虫歯となったり舌にひび割れができたりします。ですから、砂糖類の入っている飴や菓子などはできるだけ控えた方がよいと思います。また、それらを食べた後には歯磨きをよくするようにしてください。

Q 89:今もらっている薬を飲まないと口は乾かないのですが、止めてはいけませんか?
A 89:口が乾く副作用のある薬剤は、精神科や高血圧、風邪薬など様々なものがあります。診察を受けている先生に相談してください。 

Q 90:放射線治療をしてから口が乾いているのですが、治療法はありますか?
A 90:放射線が唾液を出す細胞にも影響して唾液が少なくなっていることがあります。その場合、唾液分泌薬であるサリグレン・エボザック(セビメリン塩酸塩)やサラジェン(ピロカルピン塩酸塩)を服用する方法があります。

Q 91:レモンは口腔乾燥に効果がありますか?
A 91:レモンのすっぱい刺激は、口腔内の唾液分泌を増加させ、口腔内乾燥症を改善することがあります。

Q 92:入れ歯がうまく歯茎につかないのですが口腔乾燥症ですか?
A 92:入れ歯が歯茎にうまくつかない場合は、唾液が少なくなっている可能性もあります。唾液分泌の検査をする必要があります。

Q 93:ムスカリン受容体とはなんですか?
A 93:胃腸や唾液分泌、眼や汗などは自律神経という神経で働いています。神経を働かせるには信号を送らないといけませんが、その信号を受け取るところも必要です。ムスカリン受容体というのはその信号を受け取る部分の名前です。

Q 94:自律神経とはなんですか?
A 94:胃腸や唾液分泌、眼や汗などは自律神経という神経で働いています。これらの神経のことを、運動する時の神経とは別に自律神経と言われています。

Q 95:副交感神経とはなんですか? 
A 95:胃腸や唾液分泌、眼や汗などは自律神経という神経で働いています。これらの神経を、運動する時の神経とは別に自律神経と言われています。自律神経には促進させる働きのものと、抑制させる働きものがあります。唾液分泌、胃腸の運動などを促進する働きをするものを、副交感神経といいます。

Q 96:食事でたくさん食べられないことと口腔乾燥症は関係がありますか? 
A 96:口が乾いていると食事の時など常時水分を必要としますので、満腹になりやすくなります。また、シェーグレン症候群などでは胃が縮んでいることがあります。検査をして口腔乾燥の原因を調べることが大切です。

Q 97:どうして口腔乾燥で涙の検査をするのですか?
A 97:口腔乾燥の原因には様々なものがあります。薬剤や年齢や基礎疾患がない場合で口腔乾燥がある場合には、精神的なものやシェーグレン症候群という疾患が考えられます。シェーグレン症候群である場合には眼も乾燥することが多いので、眼の検査も必要となります。

Q 98:口内炎と口腔乾燥は関係がありますか?
A 98:口腔乾燥症で口内炎ができやすくなります。

Q 99:シェーグレン症候群は遺伝しますか?
A 99:シェーグレン症候群が遺伝する可能性は少ないと思われます。

Q 100:シェーグレン症候群は伝染しますか?
A 100:シェーグレン症候群が伝染することはありません。